この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セイドレイ【完結】
第6章 破瓜
『亜美~、亜美~~?寝てるの~?』
(あれ…?ママの…声…?どうして…?)
『亜美も学校と部活で疲れてるんだろう。もう少し寝かせてやりなさい』
(パパもいるの……?そっか、やっぱりあの事故は悪い夢だったんだ…!)
『そうね。でも…せっかく今日のためにオシャレしたから、亜美にも見てほしくって…』
『とっても似合ってるよ、ママ』
(うんっ!ママ、すっごく似合ってる…!)
『じゃあ、そろそろ行くか…』
(パパ…?どこに行くの…?私も連れてって…?)
『そうね。結婚記念日だし、亜美の言葉に甘えちゃいましょう』
(あっ…ちょっと待って!それはダメっ…行っちゃダメっ!……あれ?なんで声が出ないのっ…!?)
『ぐひひっ!パパとママはもう死んだんだ。亜美がおチンポ大好きな変態だから、ショックで自殺したんだよ!』
(しっ…慎二さん…!?どうしてここに…??)
『天国のパパとママに見せてあげなきゃ。毎日おマンコから俺のザーメン垂れ流してるところ!』
(ちょっとなに言って……違うっ!私はそんなんじゃっ…そんなんじゃ…──)
『だって亜美から誘ってきたじゃないか~。そもそも処女だったクセに、親父のことも誘惑して』
(そんなっ…!?違うっ!!あなたたちが無理矢理私をっ……)
『自分の父親より年上の男を誘惑するなんて、本当にどうしようもない淫乱だなぁ~!ぐへへっ…』
(違う!やめて!変なこと言わないでっ…!!)
『あげく兄貴にも色目を使うなんて、とんだ淫売だよ。男なら誰でもいいんだよな~?この淫乱マンコめっ!』
(違う違う違う違う!パパっ!ママっ!助けてっ!!……あれ?パパとママがいない…?ここは…どこ…?病院…?なんで私…こんなところに…?)
『…亜美、ワシに黙って出かけるなと言っただろう?』
(おっ…お父様っ…!?)
『いやらしいカラダをしておるから、てっきりのほかの男にヤラれているとばかり思っていたが…まさかの処女とはな』
(あ…れ…?違う…これはあの日の…──)
『ワシがお前の最初の男だっっ!!』
「────……ぃやぁぁあああああ!!!!」
亜美はひどくうなされて目を覚ました。
呼吸は乱れ、大量の汗をかいている。
(また…この夢…──)