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セイドレイ【完結】
第6章 破瓜

『亜美~、亜美~~?寝てるの~?』


(あれ…?ママの…声…?どうして…?)


『亜美も学校と部活で疲れてるんだろう。もう少し寝かせてやりなさい』


(パパもいるの……?そっか、やっぱりあの事故は悪い夢だったんだ…!)


『そうね。でも…せっかく今日のためにオシャレしたから、亜美にも見てほしくって…』

『とっても似合ってるよ、ママ』


(うんっ!ママ、すっごく似合ってる…!)


『じゃあ、そろそろ行くか…』


(パパ…?どこに行くの…?私も連れてって…?)


『そうね。結婚記念日だし、亜美の言葉に甘えちゃいましょう』


(あっ…ちょっと待って!それはダメっ…行っちゃダメっ!……あれ?なんで声が出ないのっ…!?)


『ぐひひっ!パパとママはもう死んだんだ。亜美がおチンポ大好きな変態だから、ショックで自殺したんだよ!』


(しっ…慎二さん…!?どうしてここに…??)


『天国のパパとママに見せてあげなきゃ。毎日おマンコから俺のザーメン垂れ流してるところ!』


(ちょっとなに言って……違うっ!私はそんなんじゃっ…そんなんじゃ…──)


『だって亜美から誘ってきたじゃないか~。そもそも処女だったクセに、親父のことも誘惑して』


(そんなっ…!?違うっ!!あなたたちが無理矢理私をっ……)


『自分の父親より年上の男を誘惑するなんて、本当にどうしようもない淫乱だなぁ~!ぐへへっ…』


(違う!やめて!変なこと言わないでっ…!!)


『あげく兄貴にも色目を使うなんて、とんだ淫売だよ。男なら誰でもいいんだよな~?この淫乱マンコめっ!』


(違う違う違う違う!パパっ!ママっ!助けてっ!!……あれ?パパとママがいない…?ここは…どこ…?病院…?なんで私…こんなところに…?)


『…亜美、ワシに黙って出かけるなと言っただろう?』


(おっ…お父様っ…!?)


『いやらしいカラダをしておるから、てっきりのほかの男にヤラれているとばかり思っていたが…まさかの処女とはな』


(あ…れ…?違う…これはあの日の…──)


『ワシがお前の最初の男だっっ!!』








「────……ぃやぁぁあああああ!!!!」

亜美はひどくうなされて目を覚ました。
呼吸は乱れ、大量の汗をかいている。


(また…この夢…──)


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