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セイドレイ【完結】
第6章 破瓜
無毛となった亜美の陰部を、雅彦は満足気な顔で眺めていた。
そこは周辺の肌の色とたがわず、目立った色素沈着もない。
こんもりとした大陰唇の丘に埋もれるのは、きれいなピンク色を覗かせる小陰唇の花弁。
まだ戯れを知らない蕾のようなその女陰の中に、男を引きつける蜜が詰まっているのだろうか──。
すかさず健一がスマホを構え、亜美の陰部を撮影し始めた。
「やっ…やめてくださいっっ…!撮らないでっ…!」
「兄貴~、そんなん撮ってどーすんの?これから好きなだけヤれるのに」
「馬鹿。俺は週末しか帰って来れないからこういうのでヌくんだよ。てか、パイパンマンコ…めっちゃエロいな…」
「…ふーん。医者は変態が多いって言うけど、ありゃ本当だな」
「うるせぇ。でもやっぱ…あの親父が勃起しただけのことはあるよな。俺もうやべーよ…」
「まぁね。だって20年インポだったのが治ったんだぜ?そもそも親父がインポとか知らんかったけど!ぐふふっ!」
下劣な会話で盛り上がる兄弟。
そして──。
「…亜美、ワシとお前はこうなる運命だったんだ。今日はその記念すべき日だ」
「お、おじさま…?運命って…?どうしてっ…どうしてこんなことするのっ…?」
「じきに分かるさ…────」
雅彦は、あの葬儀の日を凌ぐ下半身の高鳴りを感じていた。
太く、固く、赤黒く膨張した肉棒が、仰々しく反り返る。
それを蕾ほどの大きさしかない少女の膣口へ、ゆっくりと、しかし後戻りすることなく、体重をかけその狭小なワレメに突き刺し、こじ開けていく──。
肉棒の深度が増すたび、痛みに悲鳴をあげ、恐怖に顔を歪め、絶望にひれ伏す15歳の少女。
本来であれば、周囲の人間に愛され、幸せな人生を送るに違いなかった少女。
そんな少女の "運命" とは──。
雅彦の肉棒は、ついに少女の最後の砦に到達する。
それは、あまりに薄く、あまりにひ弱な結界だった。
少女が "女" になる瞬間。
そのしるしに、鮮やかな血が雅彦の浅黒い肉棒を真っ赤に染めあげていく──。
「ワシがお前の最初の男だ!!!」
こうして、雅彦によって無残にも散らされた亜美の処女。
分娩台の上で見たその悪夢は、夜が明けても覚めることはなかったのだった────。