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セイドレイ【完結】
第41章 愚かなる兆し
「…ほらっ…もっとケツを突き出さんかっ!この牝犬がっ!」

そんな罵声を浴びせながら、四つん這いで屈する亜美の尻に平手打ちをお見舞いする客の男。

「ひぃっ…!ごめんなさいぃぃ…」

パーンッ、という音と共に、白い亜美の尻臀が紅く染まる。

亜美は男に言われたように、頭を下げて尻を思い切り突き出した。

「へへっ…何度見てもいい眺めだなぁ…ケツの穴のシワまで丸見えだぞ?シワの数でも数えてやろうか?んん??」

「いっ…いやぁ…………」

男のそんな下品な言葉攻めすら、今の亜美にとっては羞恥という名の快感になっていた。

すると男は、手にした100ml容量の注射器に、何やら白い液体を吸わせて充填していく。

注射器の目盛り一杯に白い液体が満たされると、男は再び亜美の尻臀に平手打ちを食らわす。

「ほら、何て言うんだ?さっきも怒られたばかりだろうがっ!このっ!このっ…!」

男はそう詰りながら、連続でスパンキング繰り出す。
叩く度に尻肉を掴んでは、尻穴を拡げるようにしてみせるのが男の趣味のようだった。

「…申し訳っ…ございませんっ……たっ、大切なっお客さまのっ…お、おチンポを間違えてしまいました……頭の悪い便器でっ、すいま…せん……よろしければ…わ、私の…この…き、汚いアナルに…頭が良くなるっ…お注射をっっ…打ってくださいませんでしょうかっ…!」

亜美は声を詰まらせ、瞳を涙で潤ませながらそう言った。

この日の客は、6人。
これまでのイベントで意気投合した会員同士が集まり、自分達好みのプレイを愉しむという企画のようだ。

そのプレイ内容は、亜美に目隠しをさせた状態で、一人ずつの肉棒の臭いを嗅がせ、それが誰のモノなのかを当てさせる、というもの。
臭いだけで分からない場合は、手で触れたり口に含むことも許されているが、正解出来なければ100mlずつの牛乳浣腸が亜美のアナルに注入される。

実に下劣でしょうもないこんな企画に、いい歳をした男達が嬉々として参加し、股間を膨らませているのだ。

既に亜美のアナルには注射器3本分の牛乳が注がれているのだが、今から注入しようとしている男は4人目。

つまり亜美は今のところ全問不正解…ということになるのだが、実際にはここまで全て正解していたのである。
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