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セイドレイ【完結】
第50章 セイドレイ

今年、日本中を震撼させた少女監禁事件。
通称、『セイドレイ事件』。
巷ではそう呼ばれているこの事件は、海外にサーバーを置くアダルト動画投稿サイト『セイドレイ』を発端に発覚した少女監禁事件である。
事件の発覚は、20〇〇年8月30日。
以前より、サイト上で動画投稿を行っていたアカウント『aminogosyujinsama』が、事件発覚の3日前である27日に、複数の猥褻動画を投稿した事に始まる。
動画の内容としては、見るからに10代と思しき少女が、あらゆる男と性交渉を行っているというもの。
男達は単体、または複数で少女と性的行為に及び、それを数台の定点カメラで撮影したものだった。
これだけなら、実録に見せかけたポルノ動画、または素人が趣味で撮影した動画と思えるのだが、問題なのはこれらの動画に映っていた人物である。
まず、被写体となっている少女は1名。
全て同一人物と思われ、仮にこれを少女Aとする。
少女Aはその全ての動画に登場し、膣や肛門への挿入を伴う性行為を行っていた。
動画を見る限り、男性側からの避妊的行為は一切されておらず、そのためかある時期から妊娠していたと思われる(一部の動画で妊娠による腹部の膨らみを確認できる)。
果たしてこれらの行為について少女Aは合意の元であったのか、または強要されていたのかは動画を見る限りでは分からない。
後に少女が未成年(事件当時15~16歳)の女子高校生であった(発覚時点では退学済)ことが発覚するが、この動画ではそのことを裏付けることはできない。
対する、少女Aに性的行為を行っていた男達が何者であるか。
これがこの事件の最も重要な部分である。
投稿された動画の総数は51本。
それらの動画に付与されたタイトルには全て、氏名、年齢、そして職業や肩書き等の個人を特定できる情報が記載されていた。
これらの個人情報が何を意味しているかというと、まさに動画に登場する男達が何者なのかを示したものである。
更に、動画の概要欄には、より詳細なプロフィール、場合によっては外部サイトへのリンク(その人物が所属する企業や団体、ブログやSNS等)が貼られ、まるで視聴する者にこの男達が誰であるのかを知らしめたいかのような状態になっていた。
通称、『セイドレイ事件』。
巷ではそう呼ばれているこの事件は、海外にサーバーを置くアダルト動画投稿サイト『セイドレイ』を発端に発覚した少女監禁事件である。
事件の発覚は、20〇〇年8月30日。
以前より、サイト上で動画投稿を行っていたアカウント『aminogosyujinsama』が、事件発覚の3日前である27日に、複数の猥褻動画を投稿した事に始まる。
動画の内容としては、見るからに10代と思しき少女が、あらゆる男と性交渉を行っているというもの。
男達は単体、または複数で少女と性的行為に及び、それを数台の定点カメラで撮影したものだった。
これだけなら、実録に見せかけたポルノ動画、または素人が趣味で撮影した動画と思えるのだが、問題なのはこれらの動画に映っていた人物である。
まず、被写体となっている少女は1名。
全て同一人物と思われ、仮にこれを少女Aとする。
少女Aはその全ての動画に登場し、膣や肛門への挿入を伴う性行為を行っていた。
動画を見る限り、男性側からの避妊的行為は一切されておらず、そのためかある時期から妊娠していたと思われる(一部の動画で妊娠による腹部の膨らみを確認できる)。
果たしてこれらの行為について少女Aは合意の元であったのか、または強要されていたのかは動画を見る限りでは分からない。
後に少女が未成年(事件当時15~16歳)の女子高校生であった(発覚時点では退学済)ことが発覚するが、この動画ではそのことを裏付けることはできない。
対する、少女Aに性的行為を行っていた男達が何者であるか。
これがこの事件の最も重要な部分である。
投稿された動画の総数は51本。
それらの動画に付与されたタイトルには全て、氏名、年齢、そして職業や肩書き等の個人を特定できる情報が記載されていた。
これらの個人情報が何を意味しているかというと、まさに動画に登場する男達が何者なのかを示したものである。
更に、動画の概要欄には、より詳細なプロフィール、場合によっては外部サイトへのリンク(その人物が所属する企業や団体、ブログやSNS等)が貼られ、まるで視聴する者にこの男達が誰であるのかを知らしめたいかのような状態になっていた。

