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我が運命は君の手にあり
第5章 第五章
「旦那様……」
瞳が濡れ、切ない声がもれる。
「ふふっ、身体の要求に理性で逆らえるかな? どうしてほしい、ん?」
薄ら笑いが残酷な言葉を吐きかける。思案を巡らせる様に腕組みした彼が、肘の辺りを指でととんと叩いた。
(あぁ……その指で掻き回して)
冴子は肩から腕にストラップを落とし、左の乳房を露にした。「ほぅ……」と声だけの反応を示す染井を恨めしげに見つめ、更に右の乳房を晒した。
「実に見事だ……、触って見せてくれ」
途端に乳房の先が熱くなる。染井のつれなさに観念した冴子は、両の乳房を手のひらで押し上げ、先端をくいと摘まんだ。
「あぅっ……」
いつにも増して敏感だった。堪えきれずに恥ずかしい声が上がる。
「あっ……あっ、うっ、ううっ」
潰す度に子宮が疼き、強くつねると腰までがひくつく。自慰を見られているような羞恥心とそれに勝る欲望が、冴子の全てを滾(たぎ)らせていた。
「だ、旦那様、旦那様、あぅっ」
染井が近づき、囁いた。
「さっきのワインに媚薬を垂らした。ふふっ、冴子……、今夜は楽しめそうだ。我々は邪念を持つ者同士だからね」
瞳が濡れ、切ない声がもれる。
「ふふっ、身体の要求に理性で逆らえるかな? どうしてほしい、ん?」
薄ら笑いが残酷な言葉を吐きかける。思案を巡らせる様に腕組みした彼が、肘の辺りを指でととんと叩いた。
(あぁ……その指で掻き回して)
冴子は肩から腕にストラップを落とし、左の乳房を露にした。「ほぅ……」と声だけの反応を示す染井を恨めしげに見つめ、更に右の乳房を晒した。
「実に見事だ……、触って見せてくれ」
途端に乳房の先が熱くなる。染井のつれなさに観念した冴子は、両の乳房を手のひらで押し上げ、先端をくいと摘まんだ。
「あぅっ……」
いつにも増して敏感だった。堪えきれずに恥ずかしい声が上がる。
「あっ……あっ、うっ、ううっ」
潰す度に子宮が疼き、強くつねると腰までがひくつく。自慰を見られているような羞恥心とそれに勝る欲望が、冴子の全てを滾(たぎ)らせていた。
「だ、旦那様、旦那様、あぅっ」
染井が近づき、囁いた。
「さっきのワインに媚薬を垂らした。ふふっ、冴子……、今夜は楽しめそうだ。我々は邪念を持つ者同士だからね」