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甘い瞬間まで待っていて
第6章 縛り
「悠妃さん 昨日何で
市民病院近くに居たんですか?」
資料室に二人っきり。
悠妃が資料を探していると後から
響也が入ってきたのだ。
「私にだって用事くらいありますよ。
彼女に宜しくね。」
もうこれで響也が私に近づくことも無いでしょう。
あれ?いつから下の名前で読んでたかな。
響也に背中を向けてファイルを棚に直していると
「俺が他人のものになって寂しいですか?」
近い…そんな耳元で言わないで
あの時を思い出す…
「そうね…幸せになってほしいわ。」
「そりゃどーも。」
「今 適当に流したわね!本気で言ってるのに。」
「俺はまだ幸せになれません。」
「え?」
「やり残した仕事あるんです。
企画部行ってきます。」
響也は資料室から出て行った。
市民病院近くに居たんですか?」
資料室に二人っきり。
悠妃が資料を探していると後から
響也が入ってきたのだ。
「私にだって用事くらいありますよ。
彼女に宜しくね。」
もうこれで響也が私に近づくことも無いでしょう。
あれ?いつから下の名前で読んでたかな。
響也に背中を向けてファイルを棚に直していると
「俺が他人のものになって寂しいですか?」
近い…そんな耳元で言わないで
あの時を思い出す…
「そうね…幸せになってほしいわ。」
「そりゃどーも。」
「今 適当に流したわね!本気で言ってるのに。」
「俺はまだ幸せになれません。」
「え?」
「やり残した仕事あるんです。
企画部行ってきます。」
響也は資料室から出て行った。