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甘い瞬間まで待っていて
第6章 縛り
着いたのはビジネスホテルだった。

シャワーを先に浴びてきた響也は

悠妃の背後からそっと抱きしめ俯く。

「…辛かった。」

そんな耳元で低くて心地良い声出さないでよ。

心拍数あがる…

「…何が?」

「俺に彼女が出来たと思って

誰かさんが ご飯行ってくれなかったから。」

「当然だわ。身を引くつもりだったのよ。

とても有意義な2週間でした。

貴方といると週末潰れるから。」

「会えない日数数えてくれてたんだ。嬉しいな。」

「そんなつもりで言ったんじゃなっ…んんッ…」

悠妃か振り向くと同時に顎を押さえつけられ

響也が深くキスをする。

「はぁぁっ……んっ…」

欲していた感情にキスしてことで潤い出す。

悠妃の顔の体温が上昇する。

今夜は真っ直ぐ家に帰るつもりだったのに。

「何て顔してるの?」

「…っ。」

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