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甘い瞬間まで待っていて
第7章 お揃いのカップ
まさかこんな早く結婚する事になるなんて思わなかった。

おいおい花嫁修業すればいいと油断してた。

晩御飯で並ぶ取皿やコップは

やたらとブルーとピンク ペアの物が多い。

「また増えてる。ペアグラス。」

「つっ…使うからいいんだよ。いくつあっても。」

照れくさそうに響也はお茶を注ぐ。

テレビのCMで流れる家具を見て

週末見に行こうと誘ってくる。

響也の作るご飯も美味しいし。

たまに言われる小言さえ我慢すれば

この同棲は快適だ。

思ってた以上に気持ちも充実してきてることに

気がつく。
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