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第8章 下宿魔

「けんいちろうくん…けんいちろうくん…おばさんの話を聞いて…」
「何だよ…」
「けんいちろうくん…あなたは、このままでいいのかしら…おじさんに何でやかましいだまれオドレと言ったのよ…」
「おじさんがオレを攻撃したからやり返したのだよ!!」
「けんいちろうくん!!けんいちろうくんはおじさんのおカネを使って公立高校から松山大学ヘ行っておいて、大学を卒業することができた時にお礼のあいさつに来なさいと言う約束を忘れていると言うことに気がついていないみたいね!!」
「ひさと…大学ヘ行かなかったのですか？」
「けんいちろうくん!!けんいちろうくんのリフジンが原因でおじさんは思いきり怒っているのよ!!おじさんの怒りを鎮める方法を教えてあげるから聞きなさい!!」

かすみは、けんいちろうにかつのりの怒りを鎮めるためにアパートを出て東村の家に来なさい…東村の家に来た後は、りほこ職員結婚をして家族のために働きなさい…お給料は全額かすみに食費として渡しなさいなどの条件をつきつけたのでありました。

けんいちろうは、納得が行かない表情をしていましたが、かつのりとかすみのおカネを使って公立高校から松山大学ヘ行って華のキャンパスライフを送っていたことが原因でかつのりの家族を不幸にしてしまったと思っていましたので、仕方なくしたがうことにしました。

かつのりは、けんいちろうが言うことを聞くと言ったので怒りがおさまったと満足した表情になっていました。

りほこは、かつのりとかすみからけんいちろうと再婚をしてほしいとお願いをされたので、仕方なく引き受けたのでありましたが、再婚凍結期間がまだ終わっていませんでしたので、凍結期間が過ぎた後に婚姻届を出してと言われましたので気持ちが困惑していました。

かつのりとかすみは、もう一度家族で仲良く暮らして行こうと訣意しましてやり直しをしていました。

しかし、ものの３日で決心が大きく揺らいでしまったことから、新たな悲劇の幕が上がってしまったのでありました。