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第18章 帰宅した嫁3…。

美緒は
予定よりもかなり早く
帰宅した。



理由を聞くと
クロガネにこう言われたそうだ…

『一緒にいたら、マジ惚れしそうだから…』と。



俺は
美緒に今まで
見えばかり張って
美緒と向き合おうとしなかったことを
素直に謝った

美緒は
いつもと同じように
微笑んでくれた


その微笑みは
あの月明かりの下で
俺を辱めるような発言をしたクロガネを
艶かしくも
凛として諭したあの美緒とは違って
いつもの清楚で屈託のない
俺の嫁の美緒だった…


『お帰り。美緒………』
俺は美緒を抱きしめて
そっと唇を重ね
美緒の舌に自分の舌を絡めた。