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嫁の貸し出し始めました
第19章 寂しい王様…。
セイロクは
孝と美緒を応接間に招き入れて
しばらくの間
他愛もない談笑をした。


セイロクは今は
この大邸宅で一人暮らしなこと。
普段は
会長付き秘書の女性たちが数名
仕事と日常の家事などを
こなしてくれているということ。
さらに
アグイ食品を立ち上げた大昔の話。
そして
先立たれた妻との思い出や
独立してこの家を出ていった
息子たちのこと。


『おかげで、今はこんな広い家で夜は一人ぼっちじゃよ…』
セイロクは
寂しげな声でそう語ったあとで
『周りのやつらは、私のことを財と名声を手に入れた王様と呼ぶが…。私からしてみたら、息子夫婦も寄り付かない…もちろん孫とも疎遠な【寂しい王様】ですよ。』と
話を結んだ。

美緒はそんなセイロクの
話を聞いて
『こんな私みたいな肉便器女でよかったら、今日は1日タップリと可愛がってください。』と
八重歯を覗かせた
微笑みでセイロクを包んだ。


そして
孝の目の前で繰り広げられる
初めての美緒の貸し出し性交が始まった…。

孝は初めて
美緒が他人とナマで絡む姿を
スマホのカメラをオンにして
ハァハァハァハァ………と息を荒げ
胸の鼓動を昂ぶらせながら
撮影を始めた。

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