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第24章 揺れる心は突然に…。

あれっ？
なんだか俺を呼ぶ声が…

あっ！やべぇ！
電車のなかでの
美緒がミクリヤと
むさぼるような性交をしてるのを
妄想していて…
やべぇ！俺…完全に勃起してるじゃん！

誰だ？俺に声をかけてきたのは？
確か女性の声だった気がするが…


我に返った孝が
勃起した股間を気にしながら振り向くと…

そこには
グリーンマートのパート主婦で
ご近所の
宮部静香が微笑んで佇んでいた。


『あっ。こんにちは。いやもう夕方だから…こんばんはですかね？』
孝は
つとめて冷静に笑顔をつくり
静香に挨拶を交わした。


『主任さん、お一人ですか？　今の電車に乗ってられたでしょ？　私、主任をお見かけしたのでご挨拶をと思っんですが、主任、なんだか考えごとをされてるようだったから…　お声をかけそびれちゃって…』と
静香は
無意識に孝の股間の膨張を
意識しながら
つとめて孝に悟られないようにそう答えた。