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第28章 小屋のなかで…。

美緒が
ゲンさんに連れて行かれたのは
橋の下に
廃材とダンボールとビニールシートを
巧みに組み合わせて作られた
彼らの手による
簡易建築物のような場所だった。


『シラナミちゃんから、とにかく可愛らしい本物の人妻が、俺らの性欲を解消しに来てくれると聞いたもので…　みんな張り切ってしまってなぁ…。　専用の建物を作ったってわけよ。　まあ、こ汚いけど、入りなよ…。』
ゲンさんに
促されて
美緒はその簡易建築物のような
橋の下に設営された場所に
足を踏み入れた………。


その小屋のなかは
もわぁーーーん………。と
汗臭いような
少し酸っぱい咽るような匂いが
漂っていた。


小屋の奥には
すでに10人ほどの
路上生活者たちが
ギラギラした性欲がみなぎった
眼差しを美緒にむけていた…。


その視線を全身に受けて
美緒は
ドキドキが高まるとともに…
乳首がすでにピンと硬くなっている
自分に気づいていた。