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第36章 尾行した男…。

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ………

その頃
ユタカは美緒の自宅の前に
辿り着いていた。
ユタカの口の中には
さっき拾った
美緒のイヤリングが入っていた

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ………
ﾁｭﾊﾟ………ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ………

ユタカは美緒の残り香を
少しでも感じたくて
イヤリングをしゃぶりたいという
変態的な衝動にすでに負けていた。



おもむろにそのイヤリングを
口のなかから取り出して
ドキドキしながら
ユタカは美緒の家の呼び鈴を押した。


ピンポーン………！

呼び鈴が響くおとがユタカにも聞こえた。

ああぁぁ！
憧れの美緒さぁん…
ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

ユタカの胸の鼓動が高まった。