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第37章 キスマーク…。

『やだぁ…ｳﾌｯ…　こんなに…何ヶ所も…』と
少し照れながら
静香は乳房についた
孝からのキスマークの数を数えていた。


『ﾔﾝ　もう主任…。左と右で合計したら9ヶ所も…』
静香はそう言って
悪戯っぽく
孝を睨んだ。


『旦那にバレちゃうよね…？』と
心配そうに静香に話しかけた孝に
静香は
『平気よ。だって旦那…　私のことなんて見てないもん。』と
少しだけ寂しそうな瞳をした。


『じゃあ私が先に行きます。』
静香は
グリーンマートの制服に
着替えてから
何事もなかったように
倉庫をあとにした。


孝はそんな静香を眺めながら
『美緒も貸し出されているときには…俺じゃなくて、相手のことを静香が俺のをなかに受け止めたみたいに愛しちゃっているのかな…』
ふとそんな心配が心に浮かんだ…。