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嫁の貸し出し始めました
第38章 歯磨き…。
ユタカは
『………どなたかと待ち合わせですか?』と
美緒に尋ねた。
『えっ? あっ…はい。そうなんです〜。』と
美緒は言葉を濁して
笑顔でユタカに答えた。
イヤン…まさか
今から旦那じゃない男に
貸し出されてエッチナことをされちゃうんですよ
なんて口が避けても言えないわ…アハッ!
美緒は心のなかで
そう呟いた。
『………………。』
『………………。』
しばしの沈黙のあと
ユタカが
『それじゃ…。』と美緒に囁いて
その場を離れた。
『お出かけ。お気をつけて。』と
八重歯を唇の端から
キラキラさせて
ユタカに手を振る仕草をして見送った。
はぁ〜。
またまたイヤリングを渡せなかった。
あんなに可愛らしい笑顔を見たら
見つめるだけで
精一杯だよ。
はぁ〜
美緒さんと仲良くなりてぇなぁ!
ユタカはそう思いながら
しばらく美緒に背を向けて
駅の方に歩いたあと
ふと美緒のほうを振り返った…。
すると…
『あっ?!』
ユタカの視線の先には
男性と微笑み合いながら
見つめ合って…
『ああっ!』
男性と手を握りながら
その男のクルマであろう
ワゴン車のなかに
男に導かれて美緒が
クルマに乗りこもうとする
そんな光景が広がっていた。
『………どなたかと待ち合わせですか?』と
美緒に尋ねた。
『えっ? あっ…はい。そうなんです〜。』と
美緒は言葉を濁して
笑顔でユタカに答えた。
イヤン…まさか
今から旦那じゃない男に
貸し出されてエッチナことをされちゃうんですよ
なんて口が避けても言えないわ…アハッ!
美緒は心のなかで
そう呟いた。
『………………。』
『………………。』
しばしの沈黙のあと
ユタカが
『それじゃ…。』と美緒に囁いて
その場を離れた。
『お出かけ。お気をつけて。』と
八重歯を唇の端から
キラキラさせて
ユタカに手を振る仕草をして見送った。
はぁ〜。
またまたイヤリングを渡せなかった。
あんなに可愛らしい笑顔を見たら
見つめるだけで
精一杯だよ。
はぁ〜
美緒さんと仲良くなりてぇなぁ!
ユタカはそう思いながら
しばらく美緒に背を向けて
駅の方に歩いたあと
ふと美緒のほうを振り返った…。
すると…
『あっ?!』
ユタカの視線の先には
男性と微笑み合いながら
見つめ合って…
『ああっ!』
男性と手を握りながら
その男のクルマであろう
ワゴン車のなかに
男に導かれて美緒が
クルマに乗りこもうとする
そんな光景が広がっていた。