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せめて、今夜だけ…
第11章 罰は蜜の味
魚月…、今日も可愛いな。
ふわふわの髪の毛が巻かれてて、ほんのりメイクもしていて、それが魚月の可愛さを更に際立たせている。
俺のスマホには魚月のあられもない姿の写真が保存されている。
今、俺と魚月の関係はこの写真があるからだ。
この写真をバラまかれたら困るからだろう。
別にこの場で何かをするつもりはない。
ここは、あくまで仕事の場だ。
今日のこの食事会だって、俺にして見れば仕事の一貫。
それでも、魚月の隣に座れているのが嬉しい。
耳を澄ませれば、魚月の微かな息遣いも聞こえて来そうな距離。
「ところで、安西さんと魚塚さんの関係は?」
「え?私と魚塚君」
翔太が俺と風間先輩の関係について聞いてきた。
先輩が俺との関係をどう説明してるのかは知らないが、やはり気になるところなのだろう。
「昔の知り合いですよ。学生時代の頃の」
「へぇ。もしかして、昔のカレカノの関係だったりしないんですか?」
―――――――っ!
翔太は冗談交じりな声で聞いて来るが、ある意味鋭い勘だな。
まぁ、いろいろあったりはしたが所詮は男と女。
今は何もなくても、過去に何かあったんじゃないかと勘繰ってしまうのは仕方ない事。
「もう…、翔太さんったら」
話しを濁すような返事をする先輩。
さすがにここで「はい、そうです」とあっさり認める訳にはいかないか。
ふわふわの髪の毛が巻かれてて、ほんのりメイクもしていて、それが魚月の可愛さを更に際立たせている。
俺のスマホには魚月のあられもない姿の写真が保存されている。
今、俺と魚月の関係はこの写真があるからだ。
この写真をバラまかれたら困るからだろう。
別にこの場で何かをするつもりはない。
ここは、あくまで仕事の場だ。
今日のこの食事会だって、俺にして見れば仕事の一貫。
それでも、魚月の隣に座れているのが嬉しい。
耳を澄ませれば、魚月の微かな息遣いも聞こえて来そうな距離。
「ところで、安西さんと魚塚さんの関係は?」
「え?私と魚塚君」
翔太が俺と風間先輩の関係について聞いてきた。
先輩が俺との関係をどう説明してるのかは知らないが、やはり気になるところなのだろう。
「昔の知り合いですよ。学生時代の頃の」
「へぇ。もしかして、昔のカレカノの関係だったりしないんですか?」
―――――――っ!
翔太は冗談交じりな声で聞いて来るが、ある意味鋭い勘だな。
まぁ、いろいろあったりはしたが所詮は男と女。
今は何もなくても、過去に何かあったんじゃないかと勘繰ってしまうのは仕方ない事。
「もう…、翔太さんったら」
話しを濁すような返事をする先輩。
さすがにここで「はい、そうです」とあっさり認める訳にはいかないか。