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せめて、今夜だけ…
第12章 蛹、羽化の時
俺がこんな事をするのは、魚月をからかってるだけだと思ってるのか?
ただの暇潰しだと思ってるのか?
俺が風間先輩と…、本気でそんな事を思ってるのか…?

「いい加減な事ばっか言ってんじゃねぇよ…っ」

魚月の中を掻き回すように乱暴に指を動かした。
そこには優しさなんて欠片も存在していない。
イライラをぶつけるように、荒々しく乱暴なだけの行為。

「人の気も知らねぇで…っ!」
「あああっ!!あんっ!嫌…っ、嫌ぁぁぁっ!!あああっ!」

首を左右に振りながら必死に拒絶の意思を示すが、そんなもの知った事ではない。






今日会社で、社長と部長に呼び出された時
魚月との関係が翔太にバレたのかと思った。
魚月との関係がバレたら俺は社会的に終わったも同然。
本当なら焦るはずなのに、あの時感じたのは解放感。
その後、レストランでの食事の最中に感じた苛立ち。

そして、魚月の言動の一つ一つが俺を一喜一憂させる。

魚月は俺の気持ちなんて気づいてない。
人の気持ちも知らねぇで、この女は……っ!



「バレちまえばいいって何回思ったか…っ!今日だってあの席で何回バラしてやろうと思ったか…っ!!」







あぁ、俺も相当狂ってんな…。
こんな事を思うなんて…、相当ぶっ壊れてるんだな…。


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