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せめて、今夜だけ…
第1章 ルール
「なぁ、ところで今日は残業じゃねぇだろ?たまにはいっぱいやろうぜ」

「あー、俺はパス」

何を好き好んで仕事以外で同僚と顔を合わせなきゃならないんだ。
自慢じゃないが、俺は飲み会とかそういうものには顔を出したくない。
仕事が終わったらさっさと帰って自分の時間を楽しみたいんだ。

「何だよ~、付き合いがいのない奴だな~」

ここ最近ずっと残業続きで帰るのは終電コースだった。
残業がないときくらい早めに帰りたいものだ。

「あ、もしかして、彼女とデートか?」

ニヤニヤする桐谷。
まぁ、受付嬢からせっかくの告白も断り、同僚の誘いも断ったのだからそう思われても仕方ないが

「残念ながら」

クスッと笑いながら桐谷の考えを一蹴した。

「別に隠すことねぇだろ~」

隠してるとかじゃなく、俺には本当に彼女なんてものはいない。
桐谷の期待を裏切って申し訳ないが…

俺は今食べ終わった食器のトレーを手に取り立ち上がった。

「本当に彼女なんかいねぇよ」

ここの社食は全てがセルフサービス。
食べ終えた食器は返却口へ運ぶのが決まりだ。
不思議そうに俺を見る桐谷を横目に俺はその場を立ち去った。

「不思議なやつ。あんだけイケメンなら女も食い放題じゃん」

彼女なんか、俺には必要ない。
俺には愛なんてものは必要ない。

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