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せめて、今夜だけ…
第6章 刹那
魚月の太股に手を這わせると、魚月の身体がびくりと跳ね上がった。
魚月の肌の表面はひんやりと冷たい。

「冷えきっちまったな…」
「元々、冷え性ですから…」
「大丈夫。俺の体温、わけてやるよ」

魚月のせいで、こっちは今にも身体が炎上しそうだ。

魚月は恥ずかしいのか、未だに両手で顔を隠したままだ。
俺は、いい加減魚月の顔が見たいんだが、そう簡単にも行かなさそうだな。

「魚月、顔見せて」
「ちょ…、今は…無理です…」

今にも消え入りそうな、小さく震えた声。

だけど、その反応は逆に俺を興奮させるだけだ。

「別にそのままでもかまわねぇけど」
「…………。」
「いつまでそうしてられるかな?」

そういうと、魚月の足を開かせて、その隙間に身体を潜り込ませた。

「あ…っ!待っ…」

突然の事に驚き、両手をどけた魚月の顔がちゃんと見えた、が
こっちはもう止められない。

下着の上から魚月のソコ…、秘部に指を這わせた。

「ま、待って…っ!あんっ!待っ…、あぁっ!」

これは雨のせいなのか、魚月の秘部は下着の上からでもわかるぐらいに湿気を帯びていた。

「ここは、何でこんなに濡れてるんだろうなぁ?」
「そ、それは…」

魚月を煽るようにわざと意地悪な言い回しをした。
魚月の反応がいちいち可愛くて…、こっちはついつい意地悪をしてしまう。



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