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第14章 〜Uとの対面〜

「....ビール切れたな。お代わり。」

「....オレとのメールの内容が真意だとすると....狙いは郁美の叔父と義彦か？」

「そうです。あいつらは殺す。社会的にね。」

「....確かにオレも大筋同じ気持ちだ。....しかし賛同できない。」

「やつらの過去の行為をひっくり返してやれば、そこそこダメージを与えることはできるだろう。実際オレもハラワタ煮えくり返ったのは事実だし、何か方法がないか考えたさ。」

「でも、郁美に....旦那さんにゃ悪いが、奥さんを郁美と呼ばせてもらうよ。郁美にノーダメージで済ます方法がない。」

「郁美は両親の心の平穏を願って自分の心中につらい過去を押し留めた。それを今さら破壊するようなことは....郁美が守りたかったものを壊すことはできない。」

ある程度想定していた反応、いや、期待していた反応だ。

どうやらUは真剣に郁美のことを考えているらしい。

感触は悪くない。

私はさらにUとの会話を続けた。