パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第29章 〜誤った判断〜

郁美の空白の日から1週間以上が経った。

私とUが様々な手法で探ってみたものの、郁美に何が起こっていたのかは依然として判明していない。

再びUと居酒屋会議を行うことにした。

「結構オレたちの調査力とか推理力って馬鹿にできないはずですよね....」

「ああ....まあ、捨てたもんじゃないとは思うんだが....。」

「なんにもわからないですね。」

「妙な行動は、あれっきりで他に変わった様子を見せないからな。」

「単純に大した中身ではなかったんですかね？例えば、急に友だちから大事な相談持ちかけられたとか。」

「それなら携帯からメッセージを消すような必要もないだろう....。」

「んー....。」

「どう思う？」

「やはり、男....」

「どんな関係なのか....直後の様子では郁美がすき好んで会うような相手ではなさそうだ。」

「なにか、弱みでも握られて困っているか。」

「弱み？」

「KAZUさんにも隠さなければならないとなると....KAZUさんとの不倫をネタにでもされているのか....」