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変態奴隷……中村もも
第8章 結婚式
鏡の前で、泣きながら寝ていたんだ……
部屋を見渡すと英二様が居ない。
お風呂かな……
シャワーの音がする……
ドアが開く音にビクッとする。
英二様が近づいてきて、
叩かれたり蹴られるんじゃないかと
思っていたら、後ろから抱きかかえられて
『えっ……』
抱っこされたまま、お風呂に浸かっている。
どうしたらいいかわからない。
私はこれから、毎日つらいことしか
待ってないんじゃないかと思っていたから。
『おはよう』
『おはようございます』
『どうした?』
『どうして優しくされてるのかと不思議で…』
『僕の気分だよ。僕の奴隷だから優しくしたい
時はするし、したくないときはしない。
ただ、それだけ。それにここから出るのに
その顔では出れないだろ』
『ありがとうございます』