この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
変態奴隷……中村もも
第12章 セフレ
『あの頃はね、僕はノーマルだったね』
『懐かしい』
『あんたに出会った頃に私はフラれたんだよ。好きな子できたって』
『まだ、こんな変態だって知る前だな』
『こんなことになるんなら、別れなきゃよかった』
『すみません』
『私も楽しむことにしたから、いいよ』
『めぐ、ビール飲む?』
『うん』
私はいつの間にか、二人の会話を黙って眺めていた。私とは違う世界のような邪魔しちゃいけないような変な気持ちだった。私は英二様とあんなふうに、笑いあったりもうできる気がしない。
英二様とめぐさんはベッドに入って、抱きあってキスをした。私はその様子を見ていいのか、見ちゃいけないのかわからなかった……
『懐かしい』
『あんたに出会った頃に私はフラれたんだよ。好きな子できたって』
『まだ、こんな変態だって知る前だな』
『こんなことになるんなら、別れなきゃよかった』
『すみません』
『私も楽しむことにしたから、いいよ』
『めぐ、ビール飲む?』
『うん』
私はいつの間にか、二人の会話を黙って眺めていた。私とは違う世界のような邪魔しちゃいけないような変な気持ちだった。私は英二様とあんなふうに、笑いあったりもうできる気がしない。
英二様とめぐさんはベッドに入って、抱きあってキスをした。私はその様子を見ていいのか、見ちゃいけないのかわからなかった……