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変態奴隷……中村もも
第10章 躾
私達が普通の婚約者だった頃、
二人で選んだマンション……
何だか遠い昔のような気分だ。
私は今後の生活がどのようなものに
なっていくのか、不安と少しの期待……
複雑な気持ちだった。
玄関に入ると、
『少し待ってなさい』
『はい』
英二様は、ゴミ袋を持ってきて
『服を全部ここに入れなさい。次いつ
洋服着るかわからないからな』
私はしばらくはここから出れなく
なると理解した。
『早くしろ。待たせるんじゃない』
『すみません……』
私はゴミ袋に全部いれた。
二人っきりのはずなのに
ピリピリした空気……
英二様の後をついて行こうとしたら
『ついてこなくていい。勝手に
動くなよ』
と言って部屋に入って行った。
私は玄関で正座して待つことにした