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置き薬屋と人妻。
第1章 プロローグ
枕元でガサゴソとティッシュペーパーを取る音が聞こえた。ザラついた感じが、俊二が入っていた部分にあった。下腹の方から今まで俊二が入っていた部分が薄紙で撫で上げられた。粘膜がむき出しになっているのかその部分がヒリヒリと傷んだ。
俊二は青い煙を燻《くゆ》らせている。彼にとって、セックスの後のタバコはその日の営みの終わりを意味していた。
「ふう、オマエも早く寝ろよ」
俊二の方に目をやる。彼は、もう寝息を立てていた。
「うん……少しやりたいことがあるから……私はもう少し……」
大きな寝室のベッドは、ダブルベッドではなくシングルのベッドを二基並べたものだ。
望結は何も纏わず、夫に背を向けた。まだ熱い下腹に指を這わせて確かめる。両脚の間のザラついた茂みのある場所を通り、少し前まで俊二が入っていた柔らかい部分に指を滑らせる
トプっという水音がした。指先を見た。透明な粘りがハチミツを指で救ったかのように透明な樹液に白い濁りが混じっていた。
「あ……んっ……」
はっと夫の方を振り返る。――彼は寝息を立てていた。
――襲ってくれてもイイんだけどな。
指先で生温かさを感じる部分を弄ぶ。小さなグミのような木の芽を指先で掬った。それに粘りを絡めて、その感触をチロチロと指先で楽しむ。
背筋を駆け抜けた電流が全身に散らばる。望結の指がそれに追い打ちを掛ける。
「んあっ……くうっ……!」
彼女の頭の奥で光の塊が弾けた。ベッドの上でピクリと身体が跳ねる。
✣
マンネリだ。朝起きて朝食を食べ、夜が来たのでセックスをして寝る――そんな変化のない毎日だ。望結たち夫婦の生活も同じだった。
俊二は青い煙を燻《くゆ》らせている。彼にとって、セックスの後のタバコはその日の営みの終わりを意味していた。
「ふう、オマエも早く寝ろよ」
俊二の方に目をやる。彼は、もう寝息を立てていた。
「うん……少しやりたいことがあるから……私はもう少し……」
大きな寝室のベッドは、ダブルベッドではなくシングルのベッドを二基並べたものだ。
望結は何も纏わず、夫に背を向けた。まだ熱い下腹に指を這わせて確かめる。両脚の間のザラついた茂みのある場所を通り、少し前まで俊二が入っていた柔らかい部分に指を滑らせる
トプっという水音がした。指先を見た。透明な粘りがハチミツを指で救ったかのように透明な樹液に白い濁りが混じっていた。
「あ……んっ……」
はっと夫の方を振り返る。――彼は寝息を立てていた。
――襲ってくれてもイイんだけどな。
指先で生温かさを感じる部分を弄ぶ。小さなグミのような木の芽を指先で掬った。それに粘りを絡めて、その感触をチロチロと指先で楽しむ。
背筋を駆け抜けた電流が全身に散らばる。望結の指がそれに追い打ちを掛ける。
「んあっ……くうっ……!」
彼女の頭の奥で光の塊が弾けた。ベッドの上でピクリと身体が跳ねる。
✣
マンネリだ。朝起きて朝食を食べ、夜が来たのでセックスをして寝る――そんな変化のない毎日だ。望結たち夫婦の生活も同じだった。