この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
舞い降りた天使
第11章 覚悟
「とにかく不倫なんて反対。
深い仲じゃないなら
まだ間に合うわよね」
「なんだよそれ。
応援してくれねーのかよ」
「当たり前でしょ?
しかも子供もいるなんて…
心配しかないわ。
あー…なんでその人なのかな…」
姉ちゃんはそう言いながら
背もたれにもたれて
大きなため息をついた
「ごめん」
「年上、好きだったっけ?」
「いや…別に」
「じゃあなんで」
「……多分…」
「なによ」
「真穂は
さっちゃんの
すげーいいお母さんだから」
「……」
その言葉を聞いた姉ちゃんは
唇にぎゅっと力を入れると
何も言わないまま席を立ち
台所へ向かった
それから姉ちゃんは
台所でお湯を沸かすわけでもなく
カップを準備するでもなく
ただ
俺に背中を向けたまま
肩を落として
俯いていた
深い仲じゃないなら
まだ間に合うわよね」
「なんだよそれ。
応援してくれねーのかよ」
「当たり前でしょ?
しかも子供もいるなんて…
心配しかないわ。
あー…なんでその人なのかな…」
姉ちゃんはそう言いながら
背もたれにもたれて
大きなため息をついた
「ごめん」
「年上、好きだったっけ?」
「いや…別に」
「じゃあなんで」
「……多分…」
「なによ」
「真穂は
さっちゃんの
すげーいいお母さんだから」
「……」
その言葉を聞いた姉ちゃんは
唇にぎゅっと力を入れると
何も言わないまま席を立ち
台所へ向かった
それから姉ちゃんは
台所でお湯を沸かすわけでもなく
カップを準備するでもなく
ただ
俺に背中を向けたまま
肩を落として
俯いていた