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舞い降りた天使
第16章 空港

「寒くない?」

私も巧くんも
まだ何も着ていなくて
薄い布団で身体を隠したまま
私は巧くんに
抱きしめられていた

年上の私の身体を
若い女の子と比べられたんじゃないかと思うと
裸でいるのは正直恥ずかしい

でも寒くても
このままでいたいと思う

これが
最後かもしれないから


「寒くないよ」

「わかった」

「あとは…何を話せばいい?」


「どうして俺に電話くれたのか
知りたい」


「…うん」


時間が無い

それなのに
巧くんの話す速さはゆっくりで
背中から聞こえる
声のトーンまで落ち着いてて…
そんな巧くんを
好きで好きでたまらなくなる

ずっと好きだった
忘れることなんてできなかった
だから…

「毎日が孤独で…不安で
巧くんの声だけでも聞きたくて…
無言電話なんて、ごめんね?
でも私…
巧くんの声が聞けて
すごく嬉しかった…」

「真穂…」

「あっ…」

巧くんは
私をまたベットに押し倒すと
狂いそうなほどのキスをして
そして
私の目をじっと見つめた

「真穂」

「……」

「さらっていい?」

「えっ…」

巧くん
何言ってるの?

「真穂とさっちゃんを
さらっていい?」

そんなことできるわけ…
そう言おうとしたその時
大音量で巧くんの携帯が鳴り響いた

その呼び出し音に
私と巧くんは言葉を失い
そして巧くんは
急いで携帯に手を伸ばした

「どうしよう…」

バチが当たったんだ

巧くんと関係を持ったりしたから
私と桜を
さらって欲しいなんて思ったから
だから…




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