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舞い降りた天使
第23章 プレゼント
「あ、え?さっちゃんそれって
えーっと
俺がさっちゃんのお父さんになるってことだよ?
あ、俺はそうなれたら
すっごくすっごく嬉しいけど
さっちゃん今日
俺とあんま話してくれなかったし
なんか嫌われちゃったかなーとか
俺実は思ってたんだけど
そーなの?
え、そーだったの?
すげー嬉しい」
何言ってんだよ俺!
自分で自分に
突っ込みを入れたくなるほど
しどろもどろでカッコ悪い
けど
あまりにも突然で
それに真穂もそばには居なくて…
すると
目の前のさっちゃんの瞳が
みるみるうちに潤みはじめた
「ちゃんと行くから」
…えっ?
さっちゃんは
グッと涙を堪えるようにしながら
そう呟いた
「明日は頑張って
保健室に行きます。
だから」
そうか
さっちゃんはきっと
学校にも行けない子供の父親になんてなりたくないと
俺に言われるかもって
気にしてるんだ
そんなことない
そんなわけないじゃないか!
「さっちゃん
俺はそんなこと全然気にしてないよ」
俺はそう言いながら
もう一度
ミサンガの付いた手首を
テーブルに置いて見せた
「俺、ずっと誰にも言わなかったけど
このミサンガへの願いは
さっちゃんのお母さんと結婚して
さっちゃんのお父さんになることなんだ」
「えっ…」
さっちゃんは
涙目で俺を見上げた
「さっちゃんが学校に行ってるとか
行ってないとか
そんなことは関係なくて
さっちゃんが好きで
さっちゃんのお父さんになれたらって
本当に思ってるんだ。
ほら、よく見て。
このミサンガもう少しで切れそうだろ?
ほんとにもうギリギリだろ?
もう切れそうだから
自分で切っちゃいたくなるんだけど切れないんだ。
願いが叶わなくなりそうで怖くて…
だから
切ったりしないから
頼むから願い叶えてくれーって
毎日思ってて…」
そこまで伝えると
さっちゃんの目から
ポロリと涙が溢れた
「だから俺
今すごく嬉しいんだ。
俺、なりたい。
さっちゃんのお父さんに」
「…っ…」
「さっちゃんのお父さんになっていい?」
「…うん…」
さっちゃんが大きく頷くと
いつ戻ってきてたのか
突然真穂が席に座り
さっちゃんを抱きしめた
「…ぅっ…お母さっ…」
えーっと
俺がさっちゃんのお父さんになるってことだよ?
あ、俺はそうなれたら
すっごくすっごく嬉しいけど
さっちゃん今日
俺とあんま話してくれなかったし
なんか嫌われちゃったかなーとか
俺実は思ってたんだけど
そーなの?
え、そーだったの?
すげー嬉しい」
何言ってんだよ俺!
自分で自分に
突っ込みを入れたくなるほど
しどろもどろでカッコ悪い
けど
あまりにも突然で
それに真穂もそばには居なくて…
すると
目の前のさっちゃんの瞳が
みるみるうちに潤みはじめた
「ちゃんと行くから」
…えっ?
さっちゃんは
グッと涙を堪えるようにしながら
そう呟いた
「明日は頑張って
保健室に行きます。
だから」
そうか
さっちゃんはきっと
学校にも行けない子供の父親になんてなりたくないと
俺に言われるかもって
気にしてるんだ
そんなことない
そんなわけないじゃないか!
「さっちゃん
俺はそんなこと全然気にしてないよ」
俺はそう言いながら
もう一度
ミサンガの付いた手首を
テーブルに置いて見せた
「俺、ずっと誰にも言わなかったけど
このミサンガへの願いは
さっちゃんのお母さんと結婚して
さっちゃんのお父さんになることなんだ」
「えっ…」
さっちゃんは
涙目で俺を見上げた
「さっちゃんが学校に行ってるとか
行ってないとか
そんなことは関係なくて
さっちゃんが好きで
さっちゃんのお父さんになれたらって
本当に思ってるんだ。
ほら、よく見て。
このミサンガもう少しで切れそうだろ?
ほんとにもうギリギリだろ?
もう切れそうだから
自分で切っちゃいたくなるんだけど切れないんだ。
願いが叶わなくなりそうで怖くて…
だから
切ったりしないから
頼むから願い叶えてくれーって
毎日思ってて…」
そこまで伝えると
さっちゃんの目から
ポロリと涙が溢れた
「だから俺
今すごく嬉しいんだ。
俺、なりたい。
さっちゃんのお父さんに」
「…っ…」
「さっちゃんのお父さんになっていい?」
「…うん…」
さっちゃんが大きく頷くと
いつ戻ってきてたのか
突然真穂が席に座り
さっちゃんを抱きしめた
「…ぅっ…お母さっ…」