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舞い降りた天使
第1章 レモングラス


「あ、そうだ栗原くん」

「はい」

「歓迎会、行けなくてごめんね」

「あー、大丈夫ですよ。
忙し…かったんでしたよね?」

ふわりとした笑顔で
栗原くんは
少し頭を傾げた

可愛らしい顔立ちに
柔らかな表情

ハードな印象が全くない栗原くんは
本当に可愛らしい

あ、笑うと
栗原くん頰の上のあたりに
窪み、できるんだ

それって
『エクボ』じゃないよね
なんて呼ぶんだろ
その窪み…


「あ、うん、そうなの。
まだ娘を一人にはさせられなくて
なかなか夜は出かけられないの」

「あ、そーだったんですか。
それは仕方ないですよね。
気にしないで下さい」


そう言いながら栗原くんは
チラリと私の薬指に視線を落とした

目は口ほどに物を言う

栗原くんは
私がシングルマザーかどうか
確認したのかも

と、思った。


なんとなくつられて
私も自分の指に視線を落とすと
突然恥ずかしさが込み上げてきて
私は
思わず自分の手を
ぎゅっと握りしめた


薬指の指輪が安物で
恥ずかしかったわけじゃない


男の子なのに可愛らしく
女子力の高そうな栗原くんに
少し荒れた指を見られてしまったことが
妙に恥ずかしくて
私は思わず
手を握りしめて
その荒れた指を隠していた


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