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舞い降りた天使
第4章 過ち

そう言うと徳永さんは
今までの会話を終わりにするかのように
バックから道具を取り出し
マニキュアを落とし始めた

俺との約束
忘れたわけじゃないよな?
何でも話すって
あの約束

今は無理でも
いつか何でも話してくよな…


「ダメなお母さんなんて
誰が決めたんだよ」


「……ん…私もそう思うし」


徳永さんは
俺を見ることなく
そう呟いた

ひどいよな

ダメだなんて
誰が言ったんだよ

ほんとにダメな親が
どういうもんか
知ってんのかよ


「いいお母さんじゃん。
ダメなお母さんっていうのは
子供を放っておく親のことだよ。
子育てが正解か不正確かなんてことじゃなくて
子供のこと気にかけたり心配する
そーゆーことが
もういいお母さんなんだって」


「……」


「あ…ごめん。
ちょっと熱くなった」


「ううん。
そう言ってもらって嬉しいよ、ありがと。
でも自信がないの。
失敗ばっかりしてる(苦笑)」


「そっか.…
俺はそれを
失敗だとは思わないけどな」


「…優しいね」


「本当のことを言ってるだけ。
さ、準備できたなら
行ってあげなよ。
さっちゃん驚かせないと」


「うん!」


それから俺と徳永さんは
また会う約束をして別れた

俺の部屋は
会社のすぐそば

たまにランチもいいけど
俺の部屋で会うのがいいだろうってことになった

会うのは
何か話したい時はいつでも
あとは
さっちゃんの習い事の時間
…くらいかな…

俺はもっと
二人きりで
会いたいけど

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