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舞い降りた天使
第6章 裏切り

真穂が居なくなって
俺はただ
ぼーっとソファに座っていた

真穂から聞いた
色んな話を思い返したり
真穂の熱い唇を思い出して
胸が熱くなったり
痛くなったり…

そして俺は
猛烈な孤独感と
寂しさで
泣きそうになっていた


あっ…そうだ…

その時俺は
駿太のことを思い出した
やばい
電話しなきゃ


それから
急いで電話を手に取り
俺は駿太に電話をかけた


「駿太、さっきはごめんな?」

「いや俺もタイミング悪くてごめんね」

「どした?」

「進路のことでちょっと」

「お前、家?」

「うん」

「飯食った?」

「まだ」

「じゃあなんか買ってそっち行くよ」

「いいの?」

「いいのいいの。
もう女帰ったし
俺ひとりで飯食いたくない気分だから」


そう言って電話を切ると
俺はすぐ
姉ちゃんの住むアパートへ向かった
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