この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
舞い降りた天使
第6章 裏切り


キスをやめられないでいると
俺達を引き離すように
真穂の携帯のアラームが鳴り始めた

「あっ…」

「…うん」

真穂は
急いでアラームを止め
指で唇を抑えたあと
熱くなった頰を冷やすように
両手で
頰を覆った

「大丈夫?」

「うん、平気。
カップ…洗うね。
そしたらすぐに帰…あっ」

俺はまた
真穂を抱きしめ
真穂の髪に頰を埋めた

「洗う時間あるなら
こうしてたい」

真穂を癒すために
抱きしめてキスをする
その時俺は
それが言い訳だと痛感していた
だって今真穂は泣いてない
俺が泣いてたんだ
寂しくて
愛されたくて
見つめてほしくて

「巧くん…」

「真穂ちゃん…」

「時間…」

俺も行く
俺もさっちゃん迎えに行く
その間だけでも
一緒に居たい
寂しいのは嫌なんだ

そう素直に言えたなら
いいのに

「…うん。
わかった」


それから真穂は
さっちゃんを迎えに行ってしまった


俺ひとり
この部屋に残して
/337ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ