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Love to regain~心から笑う日
第13章 我慢の限界
終業式の日。
もう・・・かなり寒い。
今日は終業式だっていうのに・・・。
豊は休み。
あの日以降、豊も藤森も学校を休んでいる。
あんな事があった後だ、・・・・学校にノコノコ来れる訳ねーか。
でも
冬休み後
アイツ覚えてろよ?
「豊インフルとか???」
大輝が言った。
そんな訳ねーだろ???
サボだサボだ。
「隣のクラスの藤森も来てないよな??お前何かあった???」
雅はそう言って俺の顔を見てきた。
・・・・・・。
「別に何もない・・・・。」
あの話を・・・する気もない。
井ノ川があんな目にあった事を・・・仲間でも言う気はない。
「何々??藤森のあの誘いにお前乗ったろ???(笑)翌日からアイツ来ないじゃん?!」
雅は面白がって俺の顔を覗き込みそう言った。
「あっ!!そうだった(笑)(笑)藤森が言ってた子可愛かった???お前やったの???」
大輝がそう言うと・・・。
あの日の事を思い出してしまって・・・。
なんか無性にイラついた。