この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love to regain~心から笑う日
第13章 我慢の限界
息を切らし・・・。
必死で走って・・・。
校舎の裏手にあるサッカー部の部室へ・・・・。
急いでその扉を開け携帯の時間を確認した・・・。
・・・・・・・。
5・・・・5分・・・・。
ゼーゼーいって咳をしていると・・・・。
「あーーーー・・・(笑)(笑)・・・思ったより早かったな???」
・・・・・・ッ?!
サッカー部の部室の奥から聞こえる・・・。
あの人の声・・・。
私はフラフラした足取りで中に入って・・・。
「5分以内に・・・来たでしょ???・・・お願い・・・写真消して・・・。」
そう言ってテーブルに手をついてしゃがみ込んだ。
すると・・・。
奥の方からゆっくり私に近づく足音・・・・。
・・・・・・。
そして私の前で・・・その脚が止まった・・・。
・・・・・・・。
顔を上げると・・・・。
ニッコリ笑った豊君が・・・・。
・・・・・・・。
「28秒・・・・(笑)・・・遅かったね?」
・・・・・・・。
え・・・・。
「残念~・・・(笑)もう今日で終わりにしようって思ってたのにな???」
そう言ってしゃがみ込み・・・私の顔を見つめ・・・・。
「ダメだったね???(笑)」
・・・・・・・。