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第13章 我慢の限界

杏side



・・・・・・・・。


私が目を覚ました時・・・・。


隣に居たのは・・・。


「お母さ・・・・・・」


私の手をギュッと握って・・・優しく笑いかけてくれる・・・お母さん。


そして・・・。


反対側で布団に伏せて・・・。



「杏のバカッ・・・・何で相談してくれなかったのッ？？？」


・・・・・・。


って・・・。


泣いている・・・・。


麗華。


私・・・・。


ここ・・・病院・・・・。


ボ～―っとお母さんと麗華を交互に見ていると・・・・。


「岸本君って・・・子がね・・・(笑)うちに電話をして来てくれて、病院に来て欲しいって・・・・(笑)」


・・・・・・・。


お母さんがそう言って笑った・・・・。


岸本君・・・・。


「岸本君は・・・・？？？」


私がそう言うと、お母さんは・・・・。


「ちょっと用があるからって・・・(笑)お母さんが来たらそう言って出て行った・・・。また夕方に来るからって・・・・。」


・・・・・・。


岸本君・・・・・。