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Love to regain~心から笑う日
第13章 我慢の限界
大輝side
・・・・・・・。
健二・・・・。
俺と雅は、健二の後姿を黙って見送った・・・・・。
「な・・・・なぁ・・・、健二・・・・。」
雅は俺の腕を掴み・・・・。
「・・・泣いてた??・・・」
そう・・・。
健二は泣いてた・・・・。
振り返って部室の中に入り中を見ると・・・・・。
奥の方の床にベットリ付いた血・・・・・。
「わっ・・・ナンダコレッ!!!!井ノ川怪我してなかったよなッ?!」
雅がそう言って少し後退りして言った。
井ノ川は・・・・。
怪我はしていないように見えた・・・・。
でも多分・・・・。
俺等が知らないところで、凄い傷付いてたんだよな・・・・。
俺はしゃがみ込み、近くにあった雑巾で床を拭き・・・・・。
「健二は気付いてた・・・・」
きっと健二は・・・・。
井ノ川の異変に・・・。
気付いてた・・・・。
ゴシゴシと床を拭きながら・・・・俺もこの出血の原因を頭で予想しただけで・・・・。
涙が出そうになった。
きっと・・・・。
流産だ・・・・。

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