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Love to regain~心から笑う日
第13章 我慢の限界
教室に戻ると豊が携帯を弄りながらこっちを見て来て・・・。
敢えて何も言ってはこず・・・違う奴と会話をしだした。
「豊寝坊~???最近ずっとサボってたろ~???(笑)」
他の奴にそう言われて・・・。
豊は俺等を一回見て・・・・。
「イヤイヤ、マジで風邪ひいてたんだって~・・・(笑)」
そんな・・・。
暢気な会話に腹が立った。
雅も凄い顔で豊を睨んで黙っていた。
そして教室に担任が入って来て・・・・。
今年最後のホームルームが始まった・・・・。
すると・・・。
俺の携帯がポケットの中でブルッと震え・・・。
画面をこっそり見ると・・・・。
『豊来てる?』
・・・・・・。
健二からのラインだった。
俺は自分の前の席に座って暢気に先生の話を聞いてる豊を後ろから睨み・・・。
『居る』
そう・・・。
返信をした。
健二を煽ったのは俺だ。
でも許せなかった・・・。
さっきの光景を思い出すと・・・直ぐにでも後ろから豊を殴ってやりたかった。
でもそれは・・・。
健二に譲ろうって・・・。
親友ながらに思った。