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Love to regain~心から笑う日
第14章 友達
病院に入って受付で名前を書くと・・・・。
受付に居た人が、
「あ、・・・昼間井ノ川さんを担いできた子ッ????」
・・・・・・・。
「あ、そうっす(笑)・・・アイツ大丈夫でした??」
俺がそう言って病棟に入るバッチを付けると・・・。
奥から看護士さんが来て・・・。
「今お母様だけ居るから(笑)・・・話はご家族から聞いて???」
・・・・・・。
「はい・・・(笑)」
奥のエレベーターに乗って井ノ川が居る病室の階に向かう・・・。
手には・・・。
さっき買った・・・。
ポインセチア。
ポーーンと3階で扉が開き俺がエレベーターを降りようとすると・・・。
エレベーターの前を井ノ川のお母さんが横切った。
「あっ!!!!」
思わず俺が声を上げると、井ノ川のお母さんはこっちを向いて・・・。
「あ~ッ・・・(笑)岸本君ーー・・・わざわざ来てくれたの~????」
・・・・・って・・・。
意外とあっけらかんとして俺の方に走って来て笑った。
「あ・・・・アイツ~・・・・大丈夫でした???」
俺が言うと・・・。
井ノ川のお母さんは周りを見て・・・。
「ちょっとあっちで話そうか???(笑)」
そう言って・・・奥の方にあるコミニティールームと書かれた場所を指さした。
一緒にその場所に行くと・・・そこは小さなテーブルや椅子が並んでいる少し広い空間。