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Love to regain~心から笑う日
第1章 感情を出さなくなった第一歩
ミーーン・・・ミーーン・・・・。
この・・・夏の風物詩の音を聞くと・・・・。
クーラーが付いてる部屋でも暑いんじゃねーかって錯覚を起こし・・・。
イライラする(笑)
「えーーーっと・・・このままじゃ何処も行く場所はありませんね~・・・。」
行く場所がない???
んな訳ねーじゃん。
1個位あんだろ???
脚を組みチラッと正面を見ると・・・。
担任の福田は俺を見てニッコリ。
「岸本は水泳で優秀なんだから真面目に取り組んで水泳の推薦も考えたらどうだ???(笑)」
・・・・・・・。
水泳~・・・ねぇ。
「本当にっ!!!この子から泳ぎをとったらなーーーーにもないんです!!!先生ッ!!どうかこの子を見捨てないで下さいッ!!」
隣にいた母親が俺の頭を掴み・・・机に頭を付けさせ・・・・。
俺は机に頭を付けながらチラッとまた福田を見ると・・・・。
福田はニッコリ笑って・・・。
「水泳部の監督から、一番近くだと修大付属浦安から推薦来てるってお前聞いてただろ???(笑)それ断ったって聞いたけどあそこなら近いし良い学校だぞ???」
いい学校ねぇ~・・・。
「別に高校まで行って水泳やろうとか思ってなかったし・・・・。高校は遊ぼうと思ってたし~・・・」
俺が言うと・・・。
バコッ!!!っと・・・(笑)
頭をバックで殴られ・・・。
顔を上げると・・・(笑)
「遊ぶんなら行くんじゃないッ!!!!!!」
(笑)(笑)