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Love to regain~心から笑う日
第1章 感情を出さなくなった第一歩
中学の教室を出て、母親は何度も福田に頭を下げ・・・・。
一緒に学校を出た。
母親はため息をついて・・・。
「全く~・・・・アンタには手を焼かされるわ。」
・・・・・・。
すいませんね~・・・。
ポケットに手を突っ込みだるそうに歩くと・・・・。
「もうさ、・・・何も求めないから~・・・もめ事だけは起こさないで???」
母親はそう言って俺を睨みつけてきた。
・・・・・。
俺が振り返ると・・・・。
「お父さんはアンタには才能があるとか・・・あの子はいつかちゃんと分かる時が来るとか・・・・そう言うけど・・・・。」
うるせーな。
ばばぁ、
また始まった・・・そう思ってまた正面を向いて歩きだすと・・・・。
「アンタなんて・・・・居なければ私は凄く楽だったのに・・・・。」
・・・・・・・・。
それがこの人の本音。
知ってる知ってる。
そんなの何度も言われてるし~・・・。
今更・・・別に傷付かない(笑)