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第18章 悲しみの向こう側

健二side




翌日・・・・。


井ノ川は・・・・。


昨日のあのラインの後から全く電話にも出ないし、ラインも既読にはならない・・・・。


そして・・・。


学校にも・・・。


来なかった。


具合悪いのかな？？？？



井ノ川の自宅に電話をしても留守電。


なんだろう。


この胸騒ぎ。


なんか嫌な予感がするのはなんでだ？？？？


「麗華が井ノ川と連絡が取れないってさっき言ってたぜ？？」


隣に居た大輝がそう言ってきた。


誰も・・・連絡が取れない？？？？


俺はまた携帯のラインを開き、何度も送ったラインがまだ未読なのを確認。



すると・・・。


ガラガラッ・・と教室のドアが開き・・・・。


俺と大輝と雅が前を向くと、担任が顔を出し・・・。


「岸本、ちょっと良いか？？」


・・・・・・・。


なんか・・・。


本当に嫌な予感が的中しそうで嫌な緊張感が走る。


俺は席を立ち先生の方まで走っていき・・・・。


「何か・・・ありました？」


そう言うと・・・。


担任は俺の腕を掴み教室から一緒に出ると・・・・。


「井ノ川のお母様から電話が来ててお前と話したいと言ってる、ちょっと一緒に来てくれるか？？？？」





・・・・・・・。