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Love to regain~心から笑う日
第22章 手を差し伸べる時・・・・




私の家は渋谷区の代々木上原駅。


駅から徒歩10分圏内の1Kマンション・・・・家賃・・・・10万円。


家に帰って一人分の食事を簡単に作って・・・部屋に戻ってテレビをつけ作ったオムライスを食べた。


高校の時の・・あの事件は今でも頭から離れない。


また豊君に見つかったら・・・とか思うと東京に居ない方が良いのかも・・・とか。


でもね・・・。


忘れられないの・・・。




岸本君が・・・・。



豊君との嫌な思い出より・・・岸本君の優しい言葉や・・仕草や・・・行動が・・・何年たっても忘れられない。



豊君との地獄のような時間より、貴方との素敵な思い出が勝る。



だから貴方を忘れられない。





でも岸本君はもうそんな事忘れてしまったのかもしれない。



きっと素敵な彼女が居て・・・あのOHで働き・・・・成功して・・・・私なんかもう・・・。



そう思うと胸が痛くなって手に持っていたスプーンを口に運ぶことが出来なくなる。



・・・・・・・。



私は大学を出た後、ダンス関係の仕事に就きたいけど・・・豊君に見つかったら・・・そう思うとあまり公の場には出れない。



だとしたら夜の世界なら店内も騒がしいし、お酒も入る分そんなに記憶も残らない・・・



そして今働いてるようなお店を転々とした。




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