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第27章 マスクの男

剣崎の事務所に居る奴等は豊という男の居場所は知らない・・・そう言った。


豊には金回収等を若い奴と共に任せていて、井上という男が全て把握をしていると言った。




剣崎は今日は一旦引き上げろと言い・・・そして・・・。


豊との揉め事にはここに居る人間は一切加担しないと・・・約束をした。





俺等は直ぐに事務所を出てまだ下で伸びてるデブを発見・・・。


達也はしゃがみ込み・・・デブを突っついて・・・・。


デブが目を覚ますと・・・。


「・・・・ここで倒れてると～・・・歩く人の邪魔だぜ？」


そう言うとデブは慌てて起き上がり・・・。


一体何が起きたのかまだ理解していないようだった。





俺等は車に戻って・・・。



「てか千葉をやったマスク男って誰？・・・しかも一人で・・・・」


一樹がそう言ってアイコスを吸った。


・・・・・・・。


誰だ・・・。


まさか健二な訳ねぇし・・・。


すると・・・淳が携帯を見て・・・。



「湊のから電話来てた・・・・」


・・・・・・・。



淳はアイコスを吸いながら電話を掛けた・・・。


マスクの男・・・・。


たった一人で・・・。


俺には全く見当がつかなかった。




時刻は18時・・・。


「あ～・・・湊？？？？・・・あぁ、・・・俺等も今終わったから～・・ただ豊って言う健二の元同級生の奴が何処に居るのかが・・・・え？？？？」


電話をする淳の顔つきが変わった・・・。


俺等も淳の方に集中・・・。


淳は俺等に指で合図し・・・。



「分かった・・・俺等も直ぐに向かう・・・。」


何だ？？？