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第28章 熱い気持ち

杏side



・・・・・・・。


岸本・・・君・・・・。



岸本君の後姿をジッと見つめ・・・胸を抑えた・・・・。



豊君は暫く動きを止めていたけど・・・・。



岸本君の言葉を聞くと・・・・。



また歩き出し・・・・。




仲間と共に・・・。



行ってしまった。


すると達也さんが・・・それを見届けるように振り返りながらこっちに歩いて来た・・・。



岸本君は少し体を震わせ・・・・。



私に背を向けたまま・・・・。



「・・・・涼さん・・・達也さん・・・湊・・・龍・・・・・皆・・・・ありがとうございました・・・・」



そう言ったの・・・・。



すると、涼さんが岸本君の肩を抱き・・・・。



「もうちょっと～・・・早く本音トークできてたらなぁ～・・・(笑)」


・・・・・って・・・・・。


湊君と龍君も笑って・・・・。



「てかお前―――――っ！！！彼女の前で泣くなってぇ～ッ！！！！(笑)(笑)」



えっ・・・・(笑)



岸本君は私に背を向けたまま腕で涙を拭いてるような仕草をし・・・・。



「俺マジでッ・・・湊や龍や・・・達也さんや涼さんが撃たれたらッ・・・マジどうしようって～・・・・・ッ」



岸本君ッ？？？？？



「俺ッ・・・皆に隠してた事とかまだいっぱいあって～・・・ッ！！！まだまだいっぱい話したいことあったのにッて～ッ！！！！」



きっ・・・岸本君ッ？？？？？