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第29章 親友に感謝、そしてあの人にも・・・・。

お袋は・・・・。


2年前に男に騙された後このマンションに引きこもっていたと・・・・。


その時近所の人に子供ケアセンターの話を聞き・・・最初は乗り気ではなかったが仕方なく付いて行ったと・・・・・。




そしたら・・・。


そこには・・・。


親が遅くまで仕事をしていてご飯もあまり食べれていない子供や・・・親がたまに手を上げて来て虐待まではいかないが傷付いている子供や・・・。


イジメにあい、でも親が厳しく・・・言い出せない子や・・・。



母親に・・・。


望まれた妊娠ではなかった・・・・そう言われたという・・・子・・・・。




傷付いた子供たちを目の前にして、


自分が・・・。


哀れに思えたと。




泣いた・・・・・。



もう遅い、今更か？？？？


きっと他人ならそう思うだろう・・・・。





でも・・・・。



俺にとって・・・。



お袋は・・・・。





「たった一人の・・・・お袋なんだよ・・・・・」





皆にとっては・・・ただの50代の女の人・・・バカな女の人。


でも俺には・・・。


たった一人の母親・・・。