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第29章 親友に感謝、そしてあの人にも・・・・。

お袋は俺をジッと見つめ・・・。


泣きながら・・・・。


「健二に・・・優しくされる立場ではないの・・・私はね・・・私の事はもう忘れて・・・」



そう言った・・・・。



このオバサン～・・・本当にバカだな(笑)



俺もその血を引き継いでる・・・・。



俺はお袋の横に行き・・・お袋の肩を抱いた。



「お袋さぁ・・・もう忘れてとか(笑)・・・そんなの余りにも酷いよ～・・・・」



お袋は・・本当に小さくなった・・・。


ギュッと俺に掴まってヒクヒク言いながら涙を溢した・・・。



「本当に悪いって思ってるなら・・・・」



・・・・・・・。



そう思うなら・・・・・。



「・・・今からでも・・・母親やってよ(笑)・・・・・」



お袋はゆっくり顔を上げ・・・口を開けたまま俺を見てきた・・・・・。



「俺ね・・・少ししたら沖縄に行くんだ・・・(笑)・・・中々会えないけど・・・たまには電話とかさ・・・たまに息子を気に掛けてよ・・・・・」



「・・・・沖縄行っちゃうのッ？？？？？・・・・」



お袋はすっごい力で俺にしがみ付いて来たッ・・・・(笑)