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Love to regain~心から笑う日
第1章 感情を出さなくなった第一歩
この人が俺を好きじゃないのは・・・・。
俺が・・・。
頭も悪くて、悪さばかりして・・・・。
直ぐ問題を起こして・・・。
そんな事の繰り返し。
何度も警察に呼ばれて・・・保護された俺を頭を下げて迎えに来てくれていたこの人。
もういい加減・・・。
嫌になったんだろうな。
母親はジッと俺を睨み・・・。
「お父さんはアンタのことで頭を悩ませてたのよ??・・・アンタのことで悩んでて・・・車を運転中アンタのせいで事故にあったの。・・・・」
・・・・・・。
すると隣に居た大輝が立ち上がり・・・・。
「そんなっ、健二のせいだなんて!!!そんなの言掛かりじゃないっすか!!!」
すると母親は大輝を見て・・・・。
「お父さんが会社を出る時、私がお父さんにメールをしたのよ・・・。健二は全く進学する気もないし悪さばっかしてもう手に負えませんッて・・・。」
・・・・・・。
「そしたらお父さんは・・・5分後に事故を起こした!!全部健二のせいよッ!!!」
・・・・・・。
「貴方がもっと良い子でッ・・・悪さもせず・・・もっと明るくて前向きで・・・問題も起こさないでやってくれてたらお父さんは死ななくて済んだのにッ!!!」
・・・・・・。