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第6章 優しい彼氏

健二side


・・・・・・。


井ノ川が逃げて行った後・・・。


足元に落ちていたもみじ饅頭が入った紙袋を拾い・・・。


はぁ・・・。


俺何してんだ～？？？？？


・・・・・・・。


最近自分が嫌になる。



俺は平和主義なんだって・・・・。



波風立てたくない。


揉めたくない。



俺はその袋を持って階段を降り・・・・。



教室に戻った。


すると大輝と豊と雅は俺の方を見て・・・・。


「遅かったじゃん(笑)便所混んでた？？？」


・・・・・・。


俺は・・・。



「そうそう～(笑)なーーんか腹痛くってさ～ッ・・・あ、これ！！彼女が～・・時間無いから渡しといてって急いで帰ってった(笑)そこで偶然会ったんだよ！！」


俺が豊かに袋を渡すと・・・豊はそれを受け取って・・・。


「お前に渡してきたの？？？」


・・・・・・。


「そう(笑)なんか急いでたッ！！予冷鳴っちゃったからって走って帰ってったよ？？？」


豊は、ふーーーんって感じで・・・特に疑う事もせず・・・・。



頷いた・・・・。