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第7章 貴方を好きじゃない

岸本君はセフレが居ると言った。


セフレって・・・。


セックスフレンドの略よね？？？


センターフレンドとか・・・えーーーっと・・・あ、蝉好きフレンド？？それ気持ち悪い・・・・。


せ・・・せ・・・せ・・・


他にないよね？？？


いわゆる・・・セックスフレンド？？？？



岸本君は炒飯を食べ終えると食器をキッチンに持って行き・・・・。



自分で洗う。


いつもこんな感じなのかな？？？


「あのぉ・・・いつもこうやって自分でやるの？？？」


私が言うと・・・岸本君は食器を洗いながら・・・。


「いつもはコンビニとかだし、洗ったりはしないけど～・・洗濯とか掃除は自分でする！！！」


・・・・・・・。


お母さん・・・とか・・・・お父さんとか・・・。


居ないのかな。



聞きたいけど聞いたら悪い気がして・・・・。



聞けなかった。



岸本君は手を拭いてまた私の方に来るとソファーに腰掛けテレビを付けた。



「お袋は男作ってそっち行ってるし！！親父は死んだし～・・この家は親父が死んだらローン払わなくていい保険に入ってたから家賃掛からないし？？？」


・・・・・・・。



「兄貴も週4くらいでは帰ってくるけど彼女が一人暮らしだからこういう日は一緒に居たいんじゃん？？？？」



・・・・・・。



いつも・・・。



一人・・・・。



なんだ・・・。